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J-SIVA

 日本静脈麻酔・Infusion Technology研究会が、12/10(土)、幕張で開かれた。
 午前中は、これからデビューする薬の説明。レミとロクロニウム、スガマデックスについて。
ロクロニウムは簡単にいうと、ベクロニウムより作用発現は早いが、サクシニルコリンには負ける。持続時間はベクロニウムと同様。水溶液で安定しているのでベクロニウムの様に溶かす必要はなくなる。これだけでベクロニウムは負けているかも。
 さらにすごいのが、ロクロニウムの拮抗薬、スガマデックス。これまでの拮抗薬と違い、ロクロニウムを包んで不活化してしまう。個人的にはあまり拮抗薬に頼ることはないのだが、これがでれば麻酔はますます簡単になってしまいそうである。レミとロクロニウム+スガマデックス、さらにプロポフォールの次世代薬がでれば完全に静脈麻酔の時代になるだろう。
 次は、TCIについてのシンポジウム。増井、中尾、内田の各演者と長田先生の司会。特に中尾先生のディプリフューザーの説明が面白かった。テルモのディプリフューザーだと、F2キーを押しながら電源を入れると過去3例分の履歴を表示できるそうだ。また、ディプリバンキットは再充填によるご使用を避けるため、低残量で認識タグの情報は消去され再利用できない。いろいろ知らないことが多かった。
 午後は、デクスメデトミジンのシンポ。術前、術中はもちろん。歯科での鎮静や術鎮痛、癌性疼痛対策まで各種の使用法の報告があった。どれもよさそうだが、実際には保険適応外ということで使用をためらうことが多いと思う。この辺りは、この研究会か、麻酔科学会でまとめていくつかの使用法については、特定療養費のようなかたちで(薬代のみ患者全額負担)使用法の拡大を図るべきだろう。
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by yamorimo | 2005-12-10 23:56 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)
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