日本麻酔科学会②

日本麻酔科学会のレポート。機会展示など。

まずはBaxterブース。デスフルランの瓶がガラスからアルミに変わる。当然アルミの表面はコーティングされている。以前のセボネスの感じ。これなら割れる心配はなさそうである。アルミ製の携帯用箸もいただいた。
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なお、デスフルランに関しては昨日紹介した「吸入麻酔」に薬物動態を、「麻酔科医のための知っておきたいワザ22」には木山先生に低流量麻酔について解説いただいているのでご参照いただきたい。セボフルランの後発品化が進む中、安心して使えるのはデスフルランという状況になってきた。

次、Dragerブースでは新発売のペルセウスA500。なんとみなとみらい駅から宣伝が始まっている期待の新製品である。
基本操作パネルはほぼ同社のEvitaと同じ。
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操作性は非常によかった。

最大の注目点は未来の予測機能。例えば麻酔導入時に高流量にしていた後、低流量とする際に変更点を確定するまでの間に、その変更で麻酔薬濃度と酸素濃度がどのように変化するかを予測する機能が付いている。GEのET-controlはこれを設定した範囲で自動的に行うが、Dragerの場合は麻酔器がコントロールではなくあくまで助言に留めている点が異なる。吸入麻酔のエキスパート養成用の麻酔器として有用ではないだろうか。同社のSmartPilotと組み合わせることで過去、現在、さらに未来を予測しながら安全な麻酔が可能になる究極の電脳麻酔器として位置づけられるだろう。この麻酔器については来月のサマーセミナーで私が紹介する予定なのでご興味あれば参加していただきたい。

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次に超音波系。GEの新型は先月も紹介したがさらに高周波数のリニアプローブが登場した。
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これを使うと橈骨動脈が非常に大きく描出され、長軸でも短軸でもカニュレーションは容易になりそうだ。末梢での血管穿刺や小児・新生児の中心静脈穿刺に非常に有用な武器になりそうである。

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毎回恒例のソノサイトブースでのハンズオン。今年は下肢のブロックを担当。X-PORTEにも慣れてきた。

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今回は、富士フィルムの装置との合同展示。こちらは富士の新型でプローブはX-PORTEと共通。今後は統合が進んでいくのだろう。
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二日目は、ユニシスとVYGONの協同でのハンズオンを担当。学会のものよりも少人数で充実していたのではないだろうか。若手3名の御協力でほとんど仕事せずにすみました。

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VYGONさんは神経ブロック針と刺激装置の他、気道系のグッズやディスポの駆血帯などを紹介。中央のスマホアプリは、iPhoneとアンドロイド対応。VYGONで検索できる。簡単な神経ブロックの紹介アプリになっている。
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by yamorimo | 2014-05-18 10:02 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)
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