デスフルラン

ようやく当院でもデスフルランの使用を開始した。このところほとんどTIVAで麻酔していることもあり今月はセボフルランはほとんど使用していない。小児さえなければこれでもやっていけないことはなさそうである。
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使った印象であるが、それほどでもないというのが実感である。これまでもほとんどの症例がすみやかに覚醒、退室しておりそれを超えるものではないように思える。もちろん使い始めで少し高めの濃度で維持しているというのもあるのだろう。一応目安としてセボフルランの時の3倍の濃度として呼気濃度をみながら調節している。

短所としてはこれまでと同じガス流量4L/分で麻酔すると5%の吸入で1時間に60ml消費。気化器には200ml+α入るがあっというまにカラになってしまう。ということで手術開始時くらいからは2L/分、長時間の手術では1L/分とすることにした。セボフルランだと麻酔中に補給することはほとんどなかっただけに面倒である。

あと、導入時には添付文書に従い3%から吸入させ、結局挿管まではプロポフォールとレミフェンタニルを使ったTIVAになっている。このあたりを各施設でどうしているのだろう。プロポフォールの効果が切れ、デスフルランが効かないうちに挿管して術中覚醒というのが危惧される点である。

レミフェンタニルと併用しているためか頻脈や気道刺激によるトラブルはない。LMAも問題なく使用できている。

選択肢が増えたとしてどのように使っていくのか。いずれにしてもTIVAやセボフルランに熟練している麻酔科医にとってはある程度慣れないとよさは実感できないのではなかろうか?
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by yamorimo | 2012-10-26 23:46 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)
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