日本静脈麻酔学会そのに

静脈麻酔学会の報告の続き。講演をさらにふたつほど。


福島県立医大
小原先生
「静脈麻酔薬のPK/PDモデリングの実際」

薬物動態学PK
投与レジメと血中濃度の関係
薬力学PD
血中濃度と効果の関係

モデル
コンパートメントモデル:解剖学は無視
生理学的モデル

モデルを使えばシミュレーション

麻酔薬投与レジメ→患者→血中濃度
患者特性(共変量)

PKPDモデルを用いて、シミュレーション、TCI

慈恵医大
木山先生
TCI: target controlled infusion or totally confused infusion?

Open TCIポンプ
HypnoticとAnalgesiaのTCI投与が可能
モデルの選択

プロポフォールでは、
Alarisのポンプは、Marsh, Schnider, Katariaを選択
Freseniusのポンプは、modified Marsh, Schniderを選択

TCI vs Mannual Infusion
コロンファイバーにレミフェンタニルをTCI投与
Lower incidence of respiratory depression in TCI.

MarshとSchniderはどちらがよい?

Vcに関しては、Marsh > Schnider
TCI intial bolus M > S

FreseniusのmMarshではT1/2ke0が0.57分(Marsh 2.6分)

K10はSchniderでは体重、身長、LBM(体重、身長、性別)の関数で決定
S > M

K12S>M
K21S=M

Schniderは立ち上がりが早く、急速に下がる。最大効果が得られるまでの時間が早い。

Masui先生の論文では、4つのPKモデルを比較して麻酔導入時ではScniderがお勧めとしている。
臨床の論文ではBISとの相関はMarshがよいとしているものがある。

私見
open TCIのポンプについては2年程度で発売かという声が会場で聞かれた。レミフェンタニルのTCI投与は間違いないところであるが、プロポフォールをモデルを変えて投与するかどうか。いづれにしてもネタは増えるので今後もこの分野の興味は尽きない。

来年は11/16日に米子で開催される。前日は温泉でカニを振る舞うと稲垣先生が語られていたことを報告して静脈麻酔学会の紹介を終えたい。
[PR]
by yamorimo | 2012-10-01 23:15 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://eanesth.exblog.jp/tb/16488152
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
<< 夕暮れ 日本静脈麻酔学会(写真編) >>