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臨床モニター学会②

臨床モニター学会午後は術後呼吸合併症と呼吸モニタリングを拝聴
特に勉強になった磯野先生の講演を紹介したい。


術後上気道閉塞のメカニズム
千葉大学 磯野先生

術後の呼吸器系合併症について、
Asai T, Br J Anaesth 1998

気道閉塞:31%
低酸素血症:18%

上気道閉塞が主要要因

咽頭は呼吸、発声、嚥下に関与
目的とする機能を遂行するため内腔の大きさ・硬さを変化させる必要

Anatomy + Muscle →Size

術後に残存する麻酔薬の影響

神経性活動
麻酔薬は咽頭拡大筋活動を選択的に低下させる
麻酔薬の用量依存性もあるが最も重要なのは意識レベル

麻酔や手術侵襲は上気道陰圧反射を抑制する
浮腫→上気道レセプターの機能低下→気道防御反射の抑制

少量の筋弛緩薬にも選択的上気道拡大抑制
TOF0.8でも咽頭閉塞性が高くなる

麻薬→上気道閉塞を助長
PCA+ブロック 閉塞性の呼吸異常↑
痛みが呼吸を維持するのに役立っている?

解剖学的
全身麻酔導入後数分以内に無気肺形成

咽頭閉塞性も増加

麻酔中の肺容量低下

咽頭閉塞

肥満患者では特に重要

カフリークテスト
頸椎手術>開腹手術

高リスク

肥満
マランパチ3, 4
術前気道異常

閉塞性睡眠時無呼吸患者では覚醒時のオトガイ舌筋の活動性↑
代償作用により維持されている

閉塞性睡眠時無呼吸患者では麻薬の感受性が高い?
OSA患児では少ない麻薬で痛みが取れる?
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by yamorimo | 2012-04-21 20:48 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)
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