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臨床モニター学会①

横浜で行われている臨床モニター学会に参加しています。
まずは萩平先生の講演から、


周術期のモニタリングと鎮痛
大阪大学 萩平先生

鎮痛道についてはよいモニタがない

1.麻酔中の鎮痛度
痛みは意識の産物
意識がないときにはどうするか?
侵害入力に対する応答をみるしかない
侵害入力により
「覚醒」:EEG, EP
「体動」:EMG
「循環系の変動」:BP, HR, HRV

2. 脳波に対する鎮痛の評価
脳波変化:麻酔薬濃度 or 侵害入力

Static activity
大脳皮質ニューロンの自発的活動

Dynamic activity
下位神経系から送られてくる刺激の影響

侵害刺激による脳波変化
1.Desynchronization (低振幅速波化)
2.Paradoxical arousal (巨大なδ波)
いずれの場合にも睡眠紡錘波は消失

BIS,SEFでは変化が一定しない→鎮痛度の判定は難しい

睡眠紡錘波は適切と考えられる麻酔レベルで最も明瞭
侵害入力により消失

注意点:個人差の問題、適切と考えられる麻酔レベルでも認められない場合もある

Inhalation bolus:高濃度セボフルラン
紡錘波減少
高濃度麻酔薬では侵害入力をブロックできない

3.その他の方法
筋電図:鎮痛が不十分だとEMGが混入しBIS↑
エントロピー:SE,RE(筋電図成分を含む)、RE-SE→鎮痛の指標?
Surgical Stress Index:心拍数とプレチスモの振幅から算出
循環動態の変動

3.オピオイドと循環
麻酔管理と循環管理を切り離す必要性

レミフェンタニルは、
血圧低下が起きて使いにくい
高度な徐脈が起こるのが怖い

萩平先生の許容範囲
SBP>70
HR>40

麻酔中のO2消費量↓供給量も少なくてもよい
血圧や心拍数も覚醒時ほど必要ない
分時換気量↓

麻酔導入時になぜオピオイドが必要か?
現在使用されている麻酔薬には充分な鎮痛作用がない
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by yamorimo | 2012-04-21 12:45 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)
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