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初期研修医のためのニコニコセボフルラン麻酔②

初期研修医のためのニコニコセボフルラン麻酔。実際に移る。

麻酔の準備。麻酔器のチェックや、喉頭鏡、挿管チューブの準備については特別な部分はない。
薬剤は、麻酔導入薬としてプロポフォール。筋弛緩薬としてロクロニウム(エスラックス)。さらにレミフェンタニル(アルチバ)を用意する。

患者の手術室入室から麻酔導入までは特別な部分はないので省略する。

レミフェンタニルのルートは輸液ルートのできるだけ患者に近い部分から三方活栓などを使用して投与する。
患者のバイタルを確認後、酸素投与。レミフェンタニルの投与を開始する。投与速度は、高齢者で0.3μg/kg/min、若い患者では0.5μ/kg/minとし約3分待つ。3分後にレミフェンタニルの投与速度を半分に減量し、プロポフォールを1mg/kg投与する。レミフェンタニルの効果でプロポフォールの血管痛はある程度抑制されているが、患者には少し痛いですよと声をかけよう。患者のレスポンスが落ちたらセボフルランを5%で吸入を開始する。こちらも呼吸を助けますよと声をかけよう。
患者のレスポンスが完全になくなったらロクロニウムを投与する。この麻酔ではレミフェンタニルの影響でマスク換気の初期はやや抵抗を感じることがある。従来マスク換気が可能なことを確認後ロクロニウムを投与していたが、ニコニコ麻酔では換気の可否にかかわらず患者の意識消失後にロクロニウムを投与する。マスク換気で約2分後に気管挿管を行う。
なお、挿管でなくLMAを使用する際も同様に麻酔する。挿管の際のロクロニウム投与量は0.9-1mg/kgが目安であるが、LMAの場合は0.6mg/kgで充分である。

(注)
このニコニコ麻酔ではLMAを使用する際も調節呼吸で行う。中度半端に自発呼吸を残した麻酔は初期研修医には困難である。このため使用するLMAはi-gelやLMAsupremeのような調節呼吸に適したモノを選択する。
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by yamorimo | 2011-12-12 22:17 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)
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