小児のTIVA

私は通常、TCIポンプに入力できない30kg以下の小児は吸入麻酔薬を使用している。元々症例が少ないので、あえてTIVAでなくてもというのが理由である。ところが、今年の日本麻酔科学会ではブログの母の異名を持つH先生の小児のTIVAの講義が大盛況だったという。私はすでに定員で受講できなかったが、アルコール入りの補習は受けたのであとは抄録をダウンロードして早速トライしてみた。

症例は6歳の脳外科手術。ルートがあったので導入はレミフェンタニルを充分きかせてからプロポフォール投与を開始。抄録通りの投与で、2mg/kg投与後、10分間14mg/kg/h、次の10分は12mg/kg/h、その後は10mg/kg/hで維持した。
一応、シミュレーションをしてみた。プロポフォールをRug Loop、フェンタニルはBeConSIMで行い、プロポフォールは小児用のパラメーターセットを使った。
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たまには元祖電脳麻酔も楽しい。プロポフォール濃度は3.5μg/mlくらいだったが、5時間地点で4μg/mlを越えたので8mg/kg/hに落とした。基本レミフェンタニルだがフェンタニルを少し併用して、手術終了時には1.2ng/ml、よく分からないがこんなものか。

8時間を越える手術だったが、覚醒はスムーズで、セボでみられる興奮もなく静かに退室していった。これからは小児もTIVAの時代かもしれない。バイブルはH先生の抄録ということになります。
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by yamorimo | 2011-07-21 20:55 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)
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