GEBのクリック

麻酔科医ハナ第3巻に、挿管困難例にGEBを使用する場面があります。DAM実践セミナーなどでGEBを担当すると意外に使ったことがない人が多いように思います。きちんと取材して書かれていますので参考に?して下さい。
GEBのポイントはコツコツ感を感じることです。用語としてはクリックですが、このコツコツ感がよく分かる自作の動画を紹介します。エアトラックで挿管を試みるものの、コントロールできずGEBを挿入。このときコツコツと入っていきます。



ハナに出てくるマッコイは、Sanuki先生やSH先生にいわせると邪道なのだそうです。ただマッコイを使うとグレードが0.5くらい改善しますのでGEBを使うときには有用かと思っています。この場面でもあるように、いろいろな引き出しを持っている方が何かの時に役に立ちます。但し、経験のある指導医の元でというのが条件です。DAMの基本はあくまでも人を集めることです。あとはいつ引き返すか?ですね。

ちなみに、挿管チューブの交換には先が曲がっていないタイプを使います。またLMAスプリームを挿入する際は、GEBをまず食道に入れて、これを胃管用の穴にいれてガイドにすると成功率がアップします。メーカーとしてはスミスメディカルかクックから発売されていますので麻酔科学会でご確認下さい。
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by yamorimo | 2011-05-04 21:37 | 麻酔 | Trackback | Comments(6)
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Commented by ほし at 2011-05-05 09:08 x
GEB、備えていますが、今までそれにお世話になったことは幸いありません。”コツコツ”というのが確かに言われますが、本当に感じることができるのでしょうか??と、動画を見ると・・・確かにコツコツなっていますね!最初のアプローチで披裂部が邪魔して挿管できなかったご様子ですが、デバイスはAWSかATQですか?
気道確保のトラブルは命に直結(どの医療行為もそうですが特に)しますので、仰る通り色々な引き出しをもっておいて使えるようにしておくことは大切なことですよね。LMA、ほとんど使ったことがないのですが^^;挿入のTips大変参考になります。
Commented by yamorimo at 2011-05-05 11:03
これはエアトラックです。コツコツはケースバイケースですね。見ている人の方がよく分かる場合もあります。AWSとかATQだと角度的にこすりやすいのではないでしょうか?
LMAはDAMの基本でできるだけ習熟しておく必用があると思いますが、大学病院だと適応例が少ないかもしれませんね。
Commented by yshiba at 2011-05-05 19:05 x
僕はミラーのブレード#3とハンドル部分が短い喉頭鏡を自分で購入して持っています.挿管困難でミラーのブレードを使うときは,paraglossal approachでGEBを入れてます.
気管のコツコツ感はブロンコキャスを挿入する際にも感じられます.介助者も気管の部分を触れていると感じられますので,研修医が入れたブロンコキャスが食道挿管になっているかはこの感触で分かります.
Commented by ほし at 2011-05-05 19:07 x
>AWSとかATQだと角度的にこすりやすいのではないでしょうか
そうかもしれませんね。動画でもそうですが自然と上向きになってしっかり擦れそうな感じですよね。通常の喉頭展開で喉頭蓋が持ち上がらなくて・・・という状況で挿入する時は、GBEの全体的な曲げ方を少し工夫する必要がありそうでしょうか。
Commented by SH at 2011-05-05 21:06 x
マッコイですが,普通の喉頭鏡の持ち方だとあのレバー操作を喉頭鏡を持つ左手で操作するのは困難だという観点からあまりお薦めできないと考えています.
うまく使う方法があるのならマッコイもありかとは思いますが...

GEBの手応えですが,ある文献ではhumping and dumpingとか書かれていました.GEBの先端の曲がった部分がきっちり腹側に向くように保持できていれば気管軟骨をこすって行く時の感覚が手に来るのが解るはずです.特にディスポの黄色いのが手応えは解りやすいでしょうか.
Commented by yamorimo at 2011-05-05 23:53
SH先生
コメントありがとうございます。
GEBですが、確かに硬めの方が分かりやすいかもしれないですね。私は動画の水色タイプを使っています。黄色よりも少し長めでやや柔らかい感じです。
以前、販売元の問い合わせがあったので、ホームページを記載しておきます。
スミスメディカル
http://www.smiths-medical.com/jp/brands/portex/11-12.html
クック
http://www.cookmedical.com/jp/criticalcare.html
どちらも記載が古いので学会で取材してまたこちらに報告します。例えば、内腔から換気可能とか、普通のLMAから挿入するタイプとか少しバリエーションが増えているハズです。
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