AnestAssistの使い方

AnestAssistの使い方についてはまた時期をみてまとめたいところですが、
とりあえず昨日アップしたファイルの解説です。

AnestAssistを使うにはまずsettingを確認して自分好みに設定しておくのが重要。
propofolであれば、薬物動態パラメーターの選択に注意。TCIポンプと同じにするならMarshを選択する。あとは軸の設定や、よく使う単位を自分で選んでおく。
普段使わない薬物はoffにしておく。

画面の大きさは圧倒的にiPadが有利である。

セボフルランでは細かく濃度を入力すれば、脳内濃度も予測できる。問題はマスク換気時には漏れがあるだろうということで麻酔導入期には正確ではないかもしれない。随時呼気濃度とシミュレーションの肺胞濃度を比較して大きな解離がないことを確認しておく。
オピオイドも同時に入力すればオピオイドとの相互作用を表示してくれる。ただし覚醒時にみていると覚めるはずのない時点で覚醒してしまう。基本になっているManyamさんの研究には問題があるということが理解できるようになった。

プロポフォールについてはTCI投与が付いてないので臨床では使いにくいかも。あくまでボーラスやマニュアルの持続投与でどうよということになる。脊椎麻酔の鎮静を研修医にこれをみせながら薬物動態の勉強をさせるなど用途はある。

レミフェンタニルはシミュレーションがいらないと思っていたがリアルタイムにシミュレーションしてみると、以外に術後の濃度低下が緩徐だったりして気付かされる点は多い。達人になるにはレミフェンタニルだけでもシミュレーションしながら使うとよいだろう。この程度ならiPhoneでも充分だと思う。

ロクロニウムは血中濃度とdose/responseが表示される。この部分は意味がちょっと不明だが筋弛緩モニターもどきとして使うこともできる。

以上、リアルタイムシミュレーションはもちろん、日々の麻酔の予習・復習にAnestAssistは非常に有用である。特に若い先生が薬物動態を理解するには非常によいツールだと思う。

飛行機写真の追加。やはりテイクオフは気持ちがよい。

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by yamorimo | 2010-12-06 23:22 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)
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