臨床麻酔学会2日目

臨床麻酔学会2日目

午前中は、シンポジウムContext Sensitive Analgesiaに基づく抗凝固療法下の術後疼痛管理を聴いた。
術中、術後にわたって時期に応じた疼痛管理を行っていくことの重要性と抗凝固療法を行う患者での末梢神経ブロックについて術式別に方針が示された。
術後疼痛管理ではオピオイドの全身投与だけでなく、区域麻酔の適切な使用がこれまで以上に重要になるだろうと感じられた。実際にスライドが切りかわる毎にデジカメで撮影している人が多かったのが印象的だった。

ランチョンでは研修医から指導医まで役立つTIVAの実際というタイトルで講演させて頂いた。前回のTVシンポジウムで話した内容がやや無駄に長くてポイントがわかりにくかったことから、時間が半分になったのをいい機会によりポイントを絞りスライドの見せ方を改良したつもりだが如何だっただろうか?最近Tsubokawa先生の講演スライドをよくみているので、プチTsubokawa流を目指してみた。メインのコンセプトは「TIVAは麻酔科医を育てる麻酔法である」としました。

機会展示では昨日発表されたT社のCVカテーテルを試用させていただいた。このキットを使えば、金属針かテフロン針かという選択も過去のものとなりそうだ。写真のように針の反射を高める加工が施されているので、平行法、交差法ともに視認性はアップしている。さらにダイレーターに経皮的気切キットと同じ加工を施し、メスでのカットも不要になっているなど新時代のCVカテーテルに仕上がっている。症例での使用が楽しみだ。

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by yamorimo | 2010-11-06 00:06 | 麻酔 | Trackback | Comments(2)
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Commented by Kです at 2010-11-06 05:50 x
このカテーテルは、ものすごくいろいろなところが改良されていますね。
広告ではエコーで針先を確認できる点が強調されていますが、実際には先生ご指摘のポイントが最も売りなのではないかと思います。すなわち、「金属針(内套21G)を通して試験穿刺的にガイドワイヤーを送り込み、そのまま外套(20Gサーフロー)も挿入可能(のはず)」という点です。これなら、私のような「なんちゃって」リアルタイムしかできない人間でも(本来それではエコーを使う資格はないのでしょうが‥、すみません)、少なくとも動脈静脈の鑑別はつきやすくなるのではないか、と期待しています。
Commented by yamorimo at 2010-11-06 23:20
今日T先生と話したのですが、この穿刺針は私の行ったアンケートで金属針よりもテフロン針を好む麻酔科医が多いというデータがヒントになって開発されたみたいです。
ただし、テフロンの外套を付けると穿刺針が太くなるので穿刺抵抗は大きいようです。もちろん金属針として使えば問題ないわけです。
そんなわけで使ってみてどうという部分はあると思います。
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