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Neuroendocrine stress response in gynecological laparoscopy

Neuroendocrine stress response in gynecological laparoscopy: TIVA with propofol versus sevoflurane anesthesia.
J Clin Anesth 2010;22:250

レミフェンタニルによる術中のストレス反応抑制効果についてはいくつか報告がある。これまではプロポフォール-レミフェンタニルによるTIVAとセボフルラン主体の麻酔を比較したものだった。
今回の報告はレミフェンタニルのdoseを0.25μg/kg/minに固定して、プロポフォールあるいはセボフルランの併用による効果を比較した点で新しい。

対象
ASAIの婦人科腹腔鏡手術患者46例を対象。
TIVA群ではプロポフォール+レミフェンタニル0.25-0.3μg/kg/minで維持(血圧と心拍数が術前の15%)
セボフルラン群ではセボフルラン1.8-2%と同様のレミフェンタニルで維持

結果
術中の循環に群間差なし。
エピネフリン、ノルエピネフリン、ACTH、コルチゾール、GHの上昇はTIVA群で抑制されたがセボフルラン群では抑制されなかった。またFT4やTSHの変化もTIVA群で少なかった。

私見
これまでの研究でみられていたストレス反応の抑制効果は主としてレミフェンタニルの効果と思っていたが、この研究結果からプロポフォールとの相乗効果であることが示されたのが興味深い。
もちろんセボフルランでもレミフェンタニルのdoseを増やせばどうなのという疑問は残るが、ストレスフリーを意識した麻酔を実践するにはTIVAが有利だということはいえるだろう。
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by yamorimo | 2010-09-21 22:31 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)
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